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Weather Report 「The Quiet Knight」

Weather Report、1973年5月のシカゴ公演がSLANGレーベルより登場。放送用音源を24ビット・デジタルリマスタリング、トレーダー間で出回っているノイズの目立つ音源とは一線を画す高品質なステレオ・サウンドボード・クオリティとなっています。60年代後半から急速に電化していったマイルス・デイヴィスが、モダンジャズが皮肉にも元来対極にあったはずのクラシック音楽同様に直面したある種の飽和状態を打開すべく取り入れた要素のひとつが、バルトーク等が補完に努めた東欧に残された無垢な音楽、誤解を恐れずに表現するならば“よりプリミティブな音楽”であったことは疑う余地の無いことですが、その立役者というべきJoe Zawinul、Miroslav Vitousを擁するWRの『Sweetnighter』時のライブがこれほどの高音質で陽の目を見たということは大変意義深いことだといえるでしょう。「Boogie Woogie Walts」等の新曲が予兆させる通り、よりエレクトリック、そしてファンキーなサウンドを求めたバンドはこのライブ後間もなくヴィトゥスを失うこととなるだけに、『Bitches Brew』で投擲されたジャズ・フュージョンミュージックの未来への一石を最も理想的な形で具現化していたこの時期のライブは正に必聴です。

1. Radio Intro
2. Vertical Invader
3. 125th Street Congress
4. In a Silent Way
5. Unknown Soldier
6. It’s About That Time
7. Boogie Woogie Waltz

Joe Zawinul - Keyboards
Wayne Shorter - Sax
Miroslav Vitous - Bass
Eric Gravatt - Drums
Dom Um Romao - Percussion

◆The Quiet Knight, Chicago, IL, May 1973

1CD-R/SBD
型番 SLANG-033
定価 3,500円(内税)
販売価格 2,600円(内税)
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